今日は区役所に用事があったので久々に朝から外出しました。
外出した時間的にベストマッチする直通バスが無かったので少し悲しいです。遠回りですが行ったことのない駅を経由して区役所へ向かいました。
駅だとしても行ったことのない場所に行くのは旅行っぽくて良いですね。超プチ旅行。
私はバスや電車に乗っている時外を眺めるのが好きです。
難しいことは何も考えず景色を見るだけの時間…脳みそが休まる感じ…落ち着きます。色んな人が生活している、今そこで生きている、自分とは違う人生が確かにそこにある。それぞれのThe生活感を垣間見えてとても面白いです。
訳の分からない建物とか見つけるとテンション上がっちゃいます。
今日だって、工事現場の白い仕切りに色褪せたいらすとやの特大シールが何個か無造作に貼られているのを見つけました。謎。
本当になんだったんだろう…
ちなみに、バスや電車で外を眺めているのを他の人から見ると黒目が小刻みに動いているらしいですね。「景色が見えなくなるまで追う→次の新しい景色を見る」を繰り返しているからでしょうね。
用事を済ませた後ただ帰るのも勿体ないと思い、駅の近くにある本屋で買い物をしました。「となりの脳世界」と「名画たちのホンネ」という本です。
「となりの脳世界」は村田紗耶香さんがデビューから今に至るまでに書き綴ったエッセイ集です。まえがきの一文に一瞬で惹かれて購入しました。
自分ではない誰かの脳を借りて、そこから見える世界を、のぞいてみたいなあと、いつも思っています。
(「まえがき」より)
あっ、絶対好き。私の脳みそがそう言いました。
バスや電車から外の景色を眺めている時もこの感覚に近いです。
価格:770円 |
「名画たちのホンネ」はまず表紙に惹かれたのと、純粋に美術作品に興味があるので購入しました。この本は美術史に名を残す名画たちが赤裸々に秘密を語ってくれます。名画本人たちの口から。
例えば、美術の教科書や何にでも牛乳を注ぐ女で知った人も多いであろうヨハネス・フェルメールが描いた「牛乳を注ぐ女」。こちらのページで彼女はこう言っています。
何なん?≪牛乳を注ぐ女≫って?
確かに、こん時は、パンプディングや何や知らんけど、朝ごはんを作っとったで。ほんで、その調理中に固なったパンに牛乳を注ぐ瞬間はあったかもせぇへん。
でも、そんなん、ウチの仕事のほんの一部やん。
(「名画たちのホンネ」P46より)
いや、面白すぎる…何故関西弁なんだ…
名画たちのホンネ あの美術品が「秘密」を語りだしたら…… (王様文庫) [ とに〜 ] 価格:1,078円 |
2冊とも読むのがとても楽しみです。
読み終わったら感想記事を書けたらいいな…